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その住宅ローンを借りて大丈夫? ~どうして「おカネ学」が生まれたか~

その住宅ローンを借りて大丈夫?

私が銀行に勤めていた時に住宅ローンを借りに銀行の窓口に来た、
若い夫婦の資金計画は無謀とも思えるものでした。

夫婦の収入を合算して、しかも低金利の今であればギリギリ住宅を購入することができる。

夢のマイホームに酔いしれてしまっている二人はセールスマンにとっては良いお客様です。

 

将来、子供を授かった場合に、若い奥さんが会社勤めを従来通りにできず、収入が減った時にローンは返せるのだろうか?

お子さんを保育園に入れるのだってお金もかかります。

お子さんの教育費は数千万単位になることだってあります。

家も家具も電化製品も、補修にお金がかかります。

頭金がほとんどない住宅ローンは実は危険なんです。

結果として、過大なローンを返済できず、マイホームを手放して借金だけが残る場合だってあるのです。

「販売者」と「余計なこと」で「誰も得しない結果」に

しかし、この若い夫婦の回りは全て「販売者」でした。
不動産業者は、マイホームの「販売者」、
銀行は住宅ローンの「販売者」です(代表の安東隆司は当時ローンの担当でした)。

 

FPだった私は、「余計なこと」である、将来必要な事柄を説明しました。
どれも若い夫婦の夢のマイホームに水を差す内容です。
思いとどまった若夫婦は住宅ローンを借りず、私の成績にはならず、
紹介者の不動産業者さんの顔には泥を塗るような「誰も得しない結果」となりました。

そして説明に要した時間で何の生産性もありません。

大勢の人に伝える必要がある!

こんな、窓口でひとりに説明していても、ほとんどの人々には伝わらない。
中立な立場、販売者でない立場でないと、本当のことを伝えることは難しい。
雑誌や、新聞、TVやラジオ、学校などの多くの人が触れる機会で
注意すべき事柄を伝えなければならない――。

お金のことを学ぶのだから、「おカネ学」を伝える必要を感じた瞬間だったと思います

お金のこと。 知っておくと得すること。

 

結婚費用はいくらかかる? 出産費用は? マイホーム取得費用?

子供の教育費?保険の費用?葬儀の費用?税金はいくら払っている?

日常の我々を取り巻く生活にお金は必要不可欠です。
知っていれば得をするけれど知らないと損をしてしまう事柄は身の回りに溢れています。

先払いをしたマイホームの建築費や英会話スクールの授業料が業者・会社の倒産で戻ってこないなど、消費者として知っておきたい事柄もたくさんあります。
不動産知識(住宅ローン、賃貸契約)、リタイアメントプランニング(年金、保険、退職金など)、消費者教育(クレジットカード、カードローン、詐欺の手口)、相続・遺言、資産運用の知識など、個人にまつわる知識パーソナル・ファイナンスについてお伝えできればと思っています。

 

本記事は

2009年 一般社団法人 企業研究会で
「おカネ学 ~知っておくと得するパーソナル・ファイナンス」
の連載時に載せていた内容です。

おカネ学株式会社の設立は2015年ですが、2009年の連載時のサブタイトルが「おカネ学」でした。

金融経済教育で、世の中で不幸な人を一人でも少なくしたい。

当社の社名は「おカネ学株式会社」です。

英文名称は Reliable Investment Advisors Japan Co., Ltd (RIA JAPAN Co.,Ltd)で
この英文略称が RIA JAPAN(アール・アイ・エー・ジャパン)です。RIA JAPAN はおカネ学株式会社の登録商標です。

商標登録 第6013330号 平成29年3月27 出願番号2017-041346
登録日 平成30年1月19日